Kinky Boots
ミュージカルかんそう『キンキーブーツ』
現在のウェストエンド公演が1月末で終了するというのと、
ミュージカルおたくの友人から「これは絶対終わっちゃう前に行った方がいいです!」
と激推しがあったので、
クリスマスと大晦日の間の、どうしてもボヘェーと中だるみする冬休みの一日に
慌てて行ってきました。
イギリス北部のとある家族経営の靴工場。
若社長は工場閉鎖の危機を救うため、それまでの紳士靴を辞めて
女装家男性のための個性的なブーツを作る決心をする…というあらすじ。
なんか永遠と踊る皆を見ていたかったです…。
工場のベルトコンベヤーを駆使したダンスがとりわけ楽しかった。
トランスちゃんたちの足が全員まあ長くて綺麗でトゥまでピンと延びて、
皆さんどこのヨガ教室に通ってらっしゃるの!?って尋問したい。
身長以外に男性と分かるヒントはないですが、普通に男性をやってると
日常生活で膝から下の、特にふくらはぎ部分を強烈に意識する機会ってそうそうないと思うので
ダンサーさんたちは大変だっただろうなあ。
くるくる廻る振りのときに、裾が豪快に広がるように
トランスちゃんたちのトレンチコートに切り込みがたくさん入ってたのがとっても可愛かった。
「男性の体重を支えるように計算されたヒールは、まだ市場にない!」
ってところに着想を得て物語が動き出すのですが、そもそもヒールって女性の体重すら支え切れてるか…?ってちょっと思いました。
設計図だけ見るとまるで現代の纏足ですものね!
ヒールというと、私はパフュームの皆さんが(ヒールで踊り倒した)ライブ後は
痛くて歩けないのでスタッフさんに台車に乗せて運んでもらう…という話を思い出すし、
逆に若い頃ヒールばかり履いていた私の同僚は、もはやフラットパンプスを履くと
重心が後ろに傾斜しているように感じて無理だそうです。
1cm単位で脚の見え方が違うし、女性なら(&男性も、まだ決めてない人も/笑)
誰しも一家言あるアイテムですねヒール。
ちなみに主人公たちが工場で作った試作品第一号の絶妙なそれじゃない感には笑いました。
なんかエンジ色でつま先が丸くてミッドヒールちょい下くらいの中途半端に太い踵で、
だっさ…それはいらん…って瞬時に全女性客が思うもの!(笑)
音楽はシンディ・ローパー。
私はやっぱりラストのRaise You Up/Just Beが盛り上がるので好きです。
日本版キャストの三浦春馬さんがFNS歌謡祭で女装ダンスを披露して
話題になったみたいですね。
Youtubeでちょっと動画を見ましたが、俄然日本版も見てみたくなりました。
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