In直島

広島の次は以前から行ってみたかった直島へ。

岡山サイドから船で行きました。


滑らかなコンクリートの質感が綺麗で

自然光だけで全く暗さを感じさせない造りがモダンな地中美術館。

展示物の中ではやはりガンツが印象的でしたー!(←まるで正式な作品名かのように)

(逆に聞くけど「空間に突如有る黒い球体」の通称が他にありえようか)

展示部屋はどれも静かでじっくり回ることができてとても良かったのですが、

履物の脱ぎ着などを指示する監視員の人が点々と館内にいて

全員が詰襟の白い上下の制服を着てほぼ無言で佇んでおられるので

その点だけは「カルト宗教みたい…怖い…」と母がアンケートに書いていました(笑)。

ベネッセハウスのオーバルも見てみたかったですが宿泊客の特権だそうで残念。



思うに直島は島内のコンセプトをモダンアートに絞ったところが(少なくとも商業的な)成功の鍵かな?と感じます。

現代美術は世界中にコアなファンがいるし、その多くは建築好きを兼任していそうなので日本への興味がそもそも高そう。勝手な印象ですが。

実際ヨーロッパからの観光客を多く見かけました。

外国人目線で見ると、確かに「極東の国の離島の奇妙なコンクリートの建造物の中にモネ…!」っていう非現実感がたまらないです。

ドイツ人のツーリストグループがギフトショップで本や美術館オリジナルTシャツを大人買いしていたし、スタッフの方に「超よかった…アメイジングだった…!」と言い残して出て行ったので、よかったね!と思いました両方に。

直島といえば、のかぼちゃ。

草間彌生展はここ数年で何度もロンドンに来ているのですが、残念なことにどれも行きはぐれているので(Victoria Miroでのこのミラールームなど、平日5時までだわ二人ずつの入室制限はあるわで撃沈。でも当時インスタでたくさん写真を見かけたしすごく話題でした)、やっと生かぼちゃを拝めてよかった。

島内のバスなどもブランディングを徹底している他、点在するアート施設の多くにそこでしか買えない限定のお土産品などがあって制覇欲に火がつくし、でも港からシャトルバスが巡回していてコンパクトに島内を廻れるようになっているところとかツーリストスポットとしてポイント高いです。

地元の人も観光客慣れしている様子で、年配の方でもなんとなく英語を話せたりする人が多いのが驚きでした。


道中、現代アートに触れる「旅の道具箱(トランク)」を謳うLa Malle De Boisという可愛い電車のポスターを良く見かけたので、週末に瀬戸内エリアにお出かけの方はウェブサイトを見てみると良いかも。現在週末のみの運行のようです。

Mayumi's Soliloquy

まゆみのソリロクィ

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