Fantastic beasts
映画かんそう
『ファンタスティックビーストと魔法使いの旅』
ハリーポッターの作品内に登場する魔法生物学の教科書、
「幻の動物とその生息地」の著者・ニュート・スキャマンダーが、
自身の体験を基に自著を執筆するまでの経緯を描いた話。
魔法使い同士でも言葉が微妙に通じなかったり、杖の携帯に関するペーパーワークの面倒さに面食らったり(あれ現実世界のビザ事情ですね)、
各所に散見される英米あるある…!
「ノー・マジが」
「何?」
「だからノー・マジ!ノーマジック!非魔法族!」
「うんごめん、イギリスではマグルって言うんだ…」
っていうくだりとか!本当それ!
ハリーポッターの世界においてアメリカが登場したのって多分初めてのことだと思うので、アメリカの魔法界の実情が分かって面白かったです。
それに魔法生物たちも可愛かったけど、巻き込まれノー・マジのジェイコブの愛らしさも負けてない。
彼ってまんまイギリス人の想像するところの「アメリカにこういう人いそう」的イメージの人だよ!
動物たちのキュートさに反してストーリーはだいぶダークでしたが
ジェイコブが雨に打たれる覚悟を決めるシーンはとても綺麗で、
そこだけ純愛映画のようでした。
最後クイーニーと再会した時の、何故か分からないけど体の奥からゆっくりと懐かしさが込み上げてくる彼の表情も素敵。
JKローリングは、作品を通して現実のヘビーな社会問題に物申すタイプの作家なので、
そのうちハリポタ世界の登場人物の誰かの口を借りて
トランプ政権とかにダイレクトに言及してきそうですね…。
(今回すでに結構あったけど)
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