ウィーン③
ウィーンに来た一番の目的は実は観劇でした。
去年やったヨーロッパ各国からシアター好きが集まる演劇祭を今年もやることになり、
ミュージカル『エリザベート』の野外公演
@シェーンブルン宮殿。
10年前にウィーンに来た時はたまたまツアー公演中で入違ってしまったのと、
私が持っているCDと同じオリジナルキャスト公演…
しかも本拠地ウィーンの、
マリー・アントワネットの実家でもある
という念願要素がたくさん詰まった機会だったので、有給申請もしないうちから飛びついた。
売店に売っていたシシィ(エリザベートの幼名)と皇帝フランツ・ヨーゼフのお酒。
舞台をバックに記念写真を撮っていたら、若い日本人女性が「撮りましょうか?」と声をかけて下さったのですが、この舞台のためにお一人で日本からやって来たということでした。
実感するエリザ人気のリーチの広さ。
反して英語圏で知名度がほぼない理由は、
英訳されてないというのもあるけど
ヨーロッパ王朝に関する一般知識があまりないからでは?という気がするのですが、
ブルボンやハプスブルク家の事って日本人は結構詳しいですよね。
漫画の功績もあるのかしら。
宮殿の壁を贅沢に使ったプロジェクションマッピングなど、ケレン味のある豪華な演出で盛り上がりました。
途中、ドアを開けるとあの有名な肖像画そのままの出で立ちのエリザベートが振り向く「鏡の間」のシーンがあるのですが、登場しただけで拍手が起きるのはまさに本場ならでは。
ウィーンの人エリザ(ご本人)が好きすぎる。
ただのショッピングモールのマップにも「シシィも買い物するレベルの充実!」とかってキャッチコピーが書いてあったりする。(笑)
主役のお二人はもちろん、ルキーニと青年ルドルフの役者さんも上手でした。いかにも病んでそうで。
アンコールでは階段降りもあったのでそこだけちょっとタカラヅカ風味だった。
この文化遺産×野外シアターのコラボってウィンウィンだと思うので、他にも色んなコンビで見てみたいです。
厳島神社の高舞台でバレエとかやるのも映えそう。
シェーンブルン宮殿でのエリザベートは大好評だったそうで、ライブCD化される他、すでに来年の再演も決定しているようです。
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